《第58回 現代音楽作品の夕べ》

♪大学同期の森川陽子さんと記念写真!
5月28日「第58回 現代音楽作品の夕べ」に出演し、森川陽子作曲の新作「Sillage II」を初演しました!
「Sillage II」とはフランス語で「航跡」を意味し、転じて「残り香」という意味でもある。誰かが立ち去った後の残り香、それはそこにいた人の感情、そして言葉や行動、作品として表出される。今回は狭野茅上娘子(さののちがみのおとめ)の「歌」の残り香を箏で表現された曲です。
片岡が両手を駆使して作りあげたさまざまな音色は、リズムと間ですべての音に魂が入ります。曲はアップテンポで流れるように進み、演奏者の気迫が客席に伝わってきました。箏で表現できる音色の深さに感動し、最後左手で琴柱の左側を、一気にかき上げた間が見事でした!
もう一度聴いてみたいと思った瞬間です。
(スタッフより)
♪会場入り口にて

片岡 リサ

“若手箏奏者”として初めて出光音楽賞を受賞、邦楽と洋楽のクロスオーバー奏者!! 大阪音楽大学卒業、大阪大学大学院文学研究科博士前期課程(音楽学)修了。幼少より箏・三絃を始め、多数の賞を受賞。皇太子殿下・秋篠宮殿下御前演奏をはじめ、平成13年度文化庁芸術祭新人賞・平成30年度文化庁芸術祭優秀賞を受賞、伝統音楽の枠を超え高く評価。歌にも定評があり国内外を問わず活躍中。大阪音楽大学特任教授。

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